二河白道
この物語は善導大師がお示しになられた二河白道のお話を題材として作成したものです。
影絵の中では貪欲の「水の河」と瞋恚の「火の河」が私たちの日々の欲望と怒りの姿で描かれています。
旅人に自らを重ね合わせ親鸞聖人がお示しになられた私たちの姿を知らされる物語となっております。
旅人
一日中歩き続けた旅人が遂には疲れ果て、眠りについてしまうシーンです。
物語はこの場面から動き始めます。
釈迦と弥陀
旅人が釈迦と弥陀の呼び声に招き呼びさまされていくシーンです。
この声に旅人は一つの決断をするのでした。
貪欲と瞋恚
旅人が自分の姿を思い返しているシーンです。
朝、起こしてくれなかったお母さんに理不尽に怒る“瞋恚の姿”と自らの解釈で大根を盗んでしまった“貪欲の姿”を思い返す旅人を表現しています。